弊社へ電気式鍛造加熱炉の省エネ改善工事をご依頼いただきました株式会社小松製作所 特機事業本部様が、国内の省エネルギーを推進している事業者を表彰する「平成27年度省エネ大賞 省エネ事例部門」で、「省エネルギーセンター会長賞」を受賞されました。
これは粟津工場電力総使用量の4%を占める電気式鍛造加熱炉の高断熱化によって23%の省エネ改善が達成され、さらに同工場小型鍛造加熱炉に同様の断熱構造仕様が水平展開できた事例を評価され、表彰されたものです。
株式会社小松製作所様は電力半減プロジェクトを立ち上げられ、2015年度に50%(2010年度比)の電力削減を目指し、環境負荷低減に取り組んでおられます。そのプロジェクトの一環で、電気式鍛造加熱炉について、省エネ改善工事を弊社へご依頼いただきました。
弊社が行った省エネ改善工事の具体的方法としては、まず「断熱の強化」です。既存の断熱材を一旦取り除き、低コストで最大効果が得られるように、最新の高断熱材を織り交ぜながら構築しました。
次に行った省エネ改善方法は「放散面積の減少」です。外部放散部位を見つけて、「放散面積」の低減に最大限取り組みました。例えば従来ストレートタイプで2ヶ所あった炉壁のヒータ取り付け部分を、Uタイプに変えることでヒータ取り付け部分を1ヶ所に減らしました。また修理点検用で設けていたマンホールと呼ばれる開口部を塞ぐなどをしました。
私ども三建産業株式会社は、株式会社小松製作所様の省エネ改善の取り組み及び「省エネ大賞」受賞に貢献できましたことは大変光栄なことと感謝申し上げます。
弊社は今後も多くの企業様の省エネ改善へ積極的に取り組み、地球環境の保全及び人類社会の調和のとれた発展に貢献してまいります。
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